同人女のぼやき

腐女子やめられない

分かったこと


私の書くR18なテキストってなんでこんなに色気がないのか?と思ってたら、ひたすら一人称で心情を書き綴ってて、その、体位とか

今どこ触ってる、何してるという状況説明がめちゃくちゃ簡素なんだよな。本当に最低限。最近同ジャンルの別カプR18読んでみて気づいた。

色気があってすごい、と思った人の作品の共通点がある。

読むと風景が目に浮かぶ。

私が、上手いと思う人はみんな情景を書かれるのが本当にうまい。


本当に2人がホテルのエレベーターの中から、ドキドキしている気持ち、部屋に入ってベッドの中でどんな絡みをしたか、が脳内で形つくれる。むしろキャラを包み込むシーツの感触や息遣い、生命さえ感じる。

それにふさわしい心情がついてきて、ああ、素敵だなと思う。


私のはそんなのがない。

元々情景描写が大の苦手で、逃げていたせいだ。

だから読んでてつまらないと思うし、そもそも受けのキャラが解釈違いなら、心情をだらだら述べられるエロなんてもうそれだけではいこんなの推しじゃないさようなら、と読まれないのでは?


キャラの心情とその時の動作がうまくかみ合ってて、映画のように流れる映像、でもお互いの思いもちゃんと違和感なく組み込めていて、私はこんな書き方一切してないなと。

だから心情を工夫するだけしか引き出しがなくなる、状況を変えてるはずなのに毎回似たパターンのエロにしかならない。

この映画みたいなテキスト、三人称?何視点って言うんだろう? それもよくわからない。でもこんな書き方したことなかった。すごい。通りで自分のテキスト、色気がないわけだ。

私が状況説明書くと、今日は遠足にいきます。最初にバスに乗りました。着きました。山に登りました。みたいなさ、小学生の作文みたいになるんだよ。だから心情を書いてその時の状況ならこんな仕草するかも、と動きを当てはめて、心情ましましでごまかしていたのかもしれない。

そもそも、キャラの絡みを映像で想像できないんだよな。みんなそれができるの?私は頭の中でキャラの会話はポンポン浮かぶんだけど、表情はまじで浮かばない。声は再生される。

映像が浮かぶのではなく、映画のフイルムが1枚ずつ出てくるみたいな。だから状況説明しつつ心情交えるの下手すぎるんだ。


ホテルの風景とかベッドの大きさ、どこにライトがあるとか、殺風景なホテルにする=攻めは倹約家タイプ。だから派手目なホテルは選ばないとか、ちゃんと公式キャラの性格も合わせてこのキャラは確かにやりそうだな、という説得力を増させる材料にもなってて、背景をきちんとするのが作品の厚みが増す。


私の作品は読み手の人からすると、感情の伝わってない意味不明不親切な小説かもしれない。周りの風景と気持ちを溶け込ませて書くことができないんだ。

頭の中で映画みたいに推しカプの絡みが再生できれば、色気のある小説が書けるかな……

でも昔三人称でエロ書いたらおっさん向けの官能小説みたいになったんだよな……センスがない!!色気が欲しい!!


とにかく情景描写が弱すぎるんだわ。映像が頭の中で流れてほしいな……でもそんな絡みは想像できないよ……だって推しカプ、公式でホモじゃないんだよ。気持ちを勝手に作り上げキャラに私の欲望を代弁させることはできるけど。絡んでる映像までは、頭の中に再現できないよ。手を繋いで頬を染めるくらいとか、ほっぺたにキス、でにこにこ。ならギリ映画っぽく頭の中で流せられるかも。でも背景はないな。だからダメなのか。


こんなんだから裸でそんなことしてるなんて考えきれないんだ。結局情熱がないのかな。

とにかく映像が浮かぶような、キャラの体温とかを感じられるような素敵な文章が書けるようになりたいよ。