うるさいくらいのネガティブ記事が続いてたので前から書いてたこれを載せます
自己肯定感をあげたい
ネットでもリアルでも同人友達どころかオタク友達すらいない、辺境の地に住むオタク女でも、本は作れたよという小説同人誌完成までの感情備忘録。ノウハウはない。もし本作ってみたいけど……と悩んでる人がいたら、こいつでも作れるなら俺でもいけるわって自信つく記事、だと思う
まずひたすら印刷所のサイトを読み込む
ノド？たちきり？RGB？CMYK？
初めて聞く言葉いっぱい。この時点で挫けそうである。現に一度挫折しての今。
ポプルスさん、しまやさん、緑陽社さんの作製ノウハウや、コラムとかわかりやすかった。とにかくさまざまな同人印刷所さんの解説コーナーは一通り読んで学んだ。
先に書いておくと使用ソフトはWordとcanvaになりました
次、小説テンプレートに流し込む
文字の大きさや行間とか、Wordで自作するのを解説するサイトはたくさんあった。しかしそれすらうまくいかない！自力は無理！
というわけで栄光さんの小説テンプレートを使用。
ありがたすぎる。これなかったらそもそも完成できなかった。感謝しかない。
テンプレートにpixiv小説コピペ→貼り付けの形。
今回は新作じゃなくてpixiv再録ってやつです。
全てやると短編も中編も入り混じり、その時点で200ページ超えで震える
行間や文をひたすら直し、pixiv用から文庫本の形に近づける。
……推敲して投稿したはずなのになんでこんなに誤字あるんだ？とまたくじけかける。
一発で文を詰めて段落下げできる機能があることを後から知る。時間の大幅ロス
この時点でこんなの紙にしたら恥ずかしいよなとか、安くないお金をかけここまでして紙の本にする価値とは。など正気に戻る気持ちとひたすら戦い推敲。エロシーンに関してはもう無心で読むしかない。当時の自分よくこんなの書いたな。すげえや。いかれてるぜ。色々な意味で。
印刷所決め
まだ決めてなかったのか？？って感じだけど初心者だから仕方ない。
一冊から擦れる、ページ数3桁でも大丈夫なところ
が大前提。
できたら表紙オーダーとかやってくれる印刷所さんに頼みたかったけど、大抵10部とかからなので諦めた。しかもページ数的に値段がすきまじくなる。
候補はポプルス、スターブックス、ワンブックス。
基本一冊から作ってもらえる所となると、必然的にこの3社さんになった。
最終的にポプルスさんにしました。資料を取り寄せていたのと、ド素人でも判りやすい解説ページもあったので。
最初はカバー付文庫本セットを希望してたけど計算表で見積もり出したら、1万超えたので断念。
スタンダードセットの文庫サイズを選択したらかなり抑えられたのでこっちにしました。文庫も憧れるけど、こっちはカバーと中身の表紙まで作らないといけないし値段的にもハードル高すぎ&個人用には贅沢が過ぎる。
予約
予約しなきゃいつまで経っても送れない！と予約。
紙は真っ白より読みやすく、本っぽそうという理由で淡クリームキンマリ。表紙は標準コート紙。遊び紙は表紙の色合いと合わせたものに。
表紙
一番触れたくない場所だったけど読まないと進まない。
わかればなんとかなったけど理解するのに時間かかり過ぎた。
そもそも印刷所の表紙テンプレートはフォトショップとかが前提になってるの知らなくてここでめっちゃ時間食った。
だって、字を書くならWord、表計算するならエクセル、というように絵は絵の専用ソフトがあるのは当たり前だ。ワードで表紙テンプレート開いて画像貼り付ければいいのかな？とか考えてた私ばかすぎる。
ソフトないんだから印刷所の表紙テンプレも開けないわけだわ。
ということをようやく理解。
ということは字書きでも同人誌作るならフォトショップいるじゃん……それ買ったら絵の練習した方がいいのではとかもやもやしてしまった。でも今回は多分人生最初で最後の同人誌。どうにか無料ソフトでそれなりのもの作りたい！
Wordでの表紙製作は難しすぎて挫折。そこでcanvaというアプリに頼りました。
調べたらすぐ出てくると思うけど、canvaで同人誌表紙を作るのを解説されたすごくわかりやすいサイトにお世話になった。
本につけたタイトルセンスのなさよ……なんかこっぱずかしいものをつけてしまった。はずかしすぎる。でも、かわいい雰囲気にしたかったんだ！こんなのが好きなの！キャラの雰囲気からかけ離れすぎなのもわかってるぞ！
恥ずかしいとか言ってるけどそもそも、原作では絶対あり得ない男同士が恋愛してる狂気が200ページ詰まってるので、もうその時点でね？
これ使いたい！ってデザインのはほぼ有料で、
やっぱりいいものにしたかったら投資は必要だし、フォトショある方がずっと便利なんだろうな。何でも無料でするのはやっぱり、欲が出てきたときにこうなる。
もし本当に頒布するとかで、自分以外の手に行くのならやるべきかも。今のところそこまで思い切れない。
センスがあれば無料でもすごくいいの作れるんだろう……
入稿
マイページが分かりやすくてありがたい。アップロードできるシステムもあるからほんと助かった。
表紙と本文をPDFファイルに変換し、1ファイルにまとめて専用フォームをつかい、回線混むらしい休み明けを避け送る。
データを送るまでグルグル回るのかと思いきや一クリックで速攻、入稿しました！って出たからああああ！？？ってなったわ。
そしてその日の夕方、返事が。
申告のページ数をどうやら間違ってたらしく、そこは印刷所さんがマイページにて訂正してくれ、これで作りますね。とコメントをしてくれた。
データ壊れてますよとか言われるんじゃとか震えてたけど他は突っ込まれなかった…よかった。
あっという間に確認からの制作に入っててびっくりした……やっぱり動かなかなきゃすまないや
想像以上にすんなりいきました。
一年近く悩んでたのがばかみたいですね。
ブログタイトルに偽りなく、これで私も同人女だ！
冷静では同人誌なんて作れない。
金のかかる贅沢な趣味
中身、表紙、印刷所さんとのやり取り、またこれを頒布するのなら、委託かイベント参加か自家通販か……と言った様々な選択肢における準備がいる。
この様にあまりにも全ての行動に自分のセンスや性格が前面に出るので、趣味としてはあまりにもかかるコストとか精神的なダメージみたいなものが、でかすぎる……
プロじゃなく趣味でやってる人たちすごすぎるだろ。
これは手に取ってもらえなかったら凹むとかそういうの、確かにあるだろうなー。
あれだけ苦手と言ってるTwitterにもそういうノウハウ記事が多くて、色々読んでしまいました。やり方次第ではTwitter、すごくいい記事とか見れるんだ。先駆者によるネットの記事のありがたみを実感しました。
そして届きました。
時期もあるのだろうけど申し込んで2週間〜3週間ですけど！私の作りたいけどややこしいなーとか悩んで動かなかった膨大な時間がばからしかったです。
やっぱり行動が大事。
完成品は、背表紙に文字入れなかったとかとかあんなにチェックしたはずなのに誤字あって萎えてるとか突っ込みどころは多い。
でも私にもできた。作れた。
推しカプの名前を裏表紙に入れたのでこれだけであー最高の一冊、とニヤニヤ。世界に一つしかない自分にとって最高に好きな解釈しか載ってない、人生で1番好きになった推しカプの小説本って、最高。
