同人女のぼやき

腐女子やめられない

苦手なもの

小学生くらいの時から、図書室のノンフィクション棚に置いてあるような、闘病記が大の苦手だった。

当時の私は辛いとわかってて、克服しようとするつもりもなかったのに、何度も読んでしまい泣くばかり。読書感想文まで書いた。それでもやっぱり感想としては「辛い」としかいえない。


大学生になってその手の本を久々に図書館で読んだとき、「人間は何で生きているのか」について真剣に考えそれでも答えが出ず、苦しさが残ったままだった。

ドキュメンタリーや映画で、恋人が若くして、みたいな病気ものの話をよく見かけるけれど、そういうものも本当に嫌いだ。

多分、この状況を自分に当てはめたら、絶対発狂するし耐えきれない、とか考えて苦しくなるからだと思う。感情移入はしない。

恋愛もの映画見て「この素敵な恋人のいる女の子が私なら」とか、こんな彼氏欲しい!とは思わないのに。病気関連になると勝手に当てはめて怖くなる。

苦しんでる、それでも必死に生きている人たちをみると、自分はしょうもないことで悩みイライラして、心の中で暴言も吐いて、他人を見下すところもあって、欲深くてと、自分のダメなところを思い知らされる恥ずかしさと向き合わされて、その度に自分が人間としてまだまだだな、と辛くなる。

一次創作における、ある程度のエログロ(ヤ●ザもの、おくすり、メンヘラ的な)話はむしろ嬉々として読めるというのに。そういう話にも死はつきものなのに。病気に比べると、まだどこかファンタジーに感じるからだろうか。


生きてることが尊いのだから、しょうもないことでイライラするのやめたい。感謝の気持ちを持ちたい。二次創作でイライラするしょうもなさもやめたい。汚い感情はなくしたい。