同人女のぼやき

腐女子やめられない

昔の話を整理したらなんとなく気付いた事

 

まだ自ジャンルROM専の時は、ジャンル全盛期で、小説でも人気カプのエロありだと誰でも3桁取れるくらいすごかった。わたしは当時から「公式の絵が最高」派だったので、絵は上手いけどなんだか合わない人が多く、文章の方が読んでて楽しくわりとすぐ小説派になった

ちなみにまだこだわりもなく、苦手なカプとかもなかったので手当たり次第読んでた。

ROMの時はユーザータグついてるやつばかり読んで、ある程度読んだらブクマ数関係なく読みはじめるようになった。すると「普通に面白いのに、二桁しかないのか」みたいな感じになって「ブクマ=面白さ」じゃないんだなと知った。

自カプもマイナーながらいることはいたので読んでた。だけど3桁超えるのはキャラ崩壊エロしかなくて、原作の雰囲気の2人が好きな私はショック受けて誰のも読めなかった

自分でも書くようになってから、ブクマ数が二桁いくだけで「小説書く経験なかったけど、割と読んでもらえるんだな」って嬉しかった。ちなみにこの時、エロは書いてなかった。

そのあとから来た自カプの人、書くもの書くもの全部3桁ブクマいく。エロメインだったけど。

あれ?もしかして私下手くそ?

マイナーカプで人も少ないのに。カプタグで検索すると、私の低すぎるブクマと、その人の3桁が一覧に出てくるのが優劣付けられてるみたいで血の気が引いた。具体的だけどフェイクね。30と296とかそれくらいの差があるんだよ。

 

 

その人のTwitter見に行くと、キラキラOL生活がうかがえるツイート。といっても都内の普通のOLらしいんだけど、そんな普通でも上げる写真や生活ルーティン、全てが見た事ないし知らない世界のものだ。

こんな世界の人がいるんだって思った。いい歳になるまでこんな世界の存在すら知らず、その選択肢すら知らないところで生きてきたこと。その世界で生きるためには、勉強は昔からいい学校にいて大学に入って、をしないとダメなんだって。大人になって知った。

「いかに自分が無知の世界で生きてきたか」に気付いて泣きそうになった。

 

マイナーカプだからか、彼女は同カプ者とすぐ出会ってオフ会してた。

そのうちの1人がTwitterで「〇〇さんまじ美人だった!」って言ってて、「遠目で見た時からこの人だったらいいのになー」ってくらい綺麗!を連呼していた。

小説の才能もあり、美人で都会住みで仕事も私生活もキラキラしてる。ネイルを載せる写真の手の綺麗さ、もう何もかもが違った。僻地生まれの自分。人生スタートのところからなにもかも違うんだな、って感じた。

それになんだかもう、自分の中で色々なものが壊れたような気持ちになって、結局耐えきれず、一度はpixivのアカウントも消した。

だからいまだに、その人に執着しそうになるのかもな。自分と世界が違う人だと言い聞かせても、こんなキラキラした人になるための選択肢すら、いやそんな道の存在すら知らず。大人になって世の中の格差に気づく自分の無知さに気付いてしまって、こんな気持ち抱えてしまうんだと思う。自分に自信がなさすぎるし、こんな事でずっとグダグダ言っててもうダメだわ