同人女のぼやき

腐女子やめられない

ライブ参戦備忘録

先日、大好きなアーティストのライブに参加したのでその時の感想を書く(自ジャンルイベ、または2次元系の人ではない)

人生初めてのライブというイベントだったので、この時の失敗などから学んだ事とか。

 

到着まで

運よく会場がバスで30分もかからない場所だった。東京に住んでて数十分でライブ会場や色々な店に行ける人ってこんな感覚なのかなと思った。その事を、羨ましい!と妬むよりは「これだけの距離に娯楽があったらそりゃ通うだろうし当たり前になるんだろうな」と冷静に感じた

 

到着から開場まで

なんと開演4時間前に到着。予定よりバスが早く来てしまってそれに乗った結果だった。しかし既にそれなりに人がいる。物販コーナーで事前にチェック入れてたライブ限定グッズを待つことなく購入後、CDコーナーで「欲しいけどまたア●ゾンで買うの面倒くせえなー遅いし」という理由で買ってなかった旧譜のライブDVDをさっさと購入してその場を後に。

……ここからはずっと暇だった。もうやる事がない。ひたすら行き交う人を眺める。小学生からおじいちゃんおばあちゃんまで老若男女幅広い。「推しのことを好きな人がこんなにいるー!」という喜びよりは「わぁ……なんか人間がたくさんいる」と森から降りてきた熊のような感想を抱いてしまった

今回のライブTにジーンズ、ウエストポーチといかにもライブ!な人、綺麗めワンピースの人、仕事終わりでやってきたOLらしきカジュアルスタイルの人。また過去のライブTを着ている人が多く格好は人それぞれ。そしてみんなもれなく2人以上でいる。みんな、当たり前のようにライブに誘えるほどの友達がいるんだという気持ちと、SNSで知り合ったのか。界隈違えど結局繋がりが大切なんだな。と眺める。

フォトスポットで知らない人同士声を掛け合い、互いに写真を撮りあっているのを眺めるのはほっこりしたので、私にもまだ人の心があったようです。しかしほぼほぼ1人の人いないんですけど。恥ずかしくなってきたが誰もこっちなんて気にしていない。が虚しい。せめて雰囲気を味わおうと周りを見るものの、グループで盛り上がってる人たちばかりでなんか虚しさ募っちゃった

物販近くで最新アルバムがエンドレス再生しており、ライブ直前に再度復習出来なかったのが、おかげで4週分聴いてライブの備えに成功

開演から終わりまで

開場時間近くなると野生の本能のように急に列が形成され出す。「??」と思ってたら係員の誘導が聞こえてきた。最後尾の場所がすごい。数十分後落ち着いてから向かうとあっさり入場できた。席はアリーナ席で横からとはいえ、小さいながらもステージ全体が見渡せるため運良く、かなり良席だった。席への誘導も困ってたら案内してくれたスタッフさんありがとう。会場で私が話したのはすべてスタッフさんのみだったな。

撮影禁止って書かれてるのに前の席の女が全体写真撮ってLINE送ってたのが見えてうわあとなった。バレなければいい精神なんだろうか。他の席の人も終わってから撮ってたし、みんなやってるのか?私はもし面倒な事になったら嫌なんでそこまでしてルール破りたくないわ

 

開演。急に曲始まった。近くの席の人が「本当に存在してる!」と言ったのが聞こえたが「そりゃ3次元だからいるだろ」と内心思ってしまった普段、2次元しか見てない私。

こんな感じで、ライブ自体はめちゃくちゃ良かったんですけど興奮する自分と冷める自分が交互にいてなんかもう、ライブ向いてないのかと思った。

こっちに向かって走ってきて手を振ってくれて、周囲の人と一緒に手を振り返した。嬉しい反面「あっちから見たら私なんて豆粒なんだから振ったところでいないようなもんだし虚しくね?」と思う

好きな曲やってくれて涙が出てきたけど「泣いちゃう自分に酔いそうになってる」事態にも冷めた。

手を振ったり手拍子の謎リズム、コーレスなど周りが歴戦の猛者か?ばりにライブ慣れてる人ばかり。「ライブのノリ方」みたいなのがわからず周囲の真似をしようと必死になり肝心の歌が入ってこない。本末転倒だ!と諦めて聞き入る事に徹しようとするが、周囲の人の動きが気になってソワソワして気が散って仕方ない。ノレない、周囲のテンションに押され聞き入る余裕もない。しかしみんな当たり前のようにアーティストしか見てないので、「気にしても仕方ない」と開き直って自分のペースで控えめに拍手したりして楽しんだよ

 

まあこんな感じでした

音楽って1人でメロディと歌詞をじっくり聴いて浸りたいみたいな自分みたいなタイプは向いてないのかな?と思ったな。ライブは盛り上がりを共有する一体感が必要、煽られたら大声で返したり、そんな軽さも必要。

年齢層幅広かったけど、もし自ジャンル関連の現地イベントに行くとしたら女の人ばかりでみんな綺麗に見えてみんな友達と来てるのに私はぼっちと勝手にますます虚しくなるんだろうな……

まーぼっちなのはもうライブが始まってしまえば関係なくなる。問題は開場までの待ち時間ですね。もっと遅く行っても良かったな。遅いと逆に物販で並んで人混みに疲れただろうしこれで正解だったか?

もし勇気があれば1人の人とかに声をかけたりしたかったけどさ。みんな友達と固まってて無理。同じファンとして少し話とかしてみたかったけど。やっぱりあらかじめSNSで繋がっておく、ってのが良いのかもね。やらないけど

でもライブは本当によかったな。

楽器の音が身体に響く感覚、透明感のある生の歌声に鳥肌が立った。これはCDでは絶対味わえないライブ体験。ハマる人はそりゃ何度も遠征してでも来るよね。疲れたけど、心地よい充実感のある疲労で幸せなので楽しかった

昔に出た、大好きなんだけどドマイナー曲をアンコールでやってくれて泣いたね。本編がよかったのはもちろん、というかアンコールがぜんぶ好きすぎな曲しかなかったんでもう。幸せでした。ありがとう。イベントに行く夢が実行できたので良かったよ。